学校視察の目的、お勧め: その1

Moikka! 視察&フィンランド語レッスン担当の志穂です。

今日は、学校視察のおすすめポイントの一つ、ICT環境とインターネットを活用した教育についてご紹介したいと思います。

近年、日本でもデジタルボードが導入されている話を聞いたり、実際に教室でICT機器を使用している記事をインターネットなどで目にします。フィンランドでは、すでにほぼ全学校、全教室にスマートボードと呼ばれるデジタルボードを始め、プロジェクタやPC接続のための機器が設置され、活用されています。また現在は、市町村によっては1人1台iPadなどのタブレット導入が徐々に進められています。

生徒たちの課題も、PowerPointで資料を作って発表したり、Wordでレポートを作成する課題が出されるので、まずはOfficeの使い方を覚えます。授業では、先生が一通り必要最低限の使い方を説明し、あとは生徒たちが使いながら自分で新しい機能を覚えていきます。各家庭でもOffice 365を使えるように環境を整えることが推奨されており、学校での続きを家で、家での続きを学校でということもできますし、家で完成した課題をそのまま先生に提出したり、学校で作成したレポートやプレゼンの資料を親にメールで送って見てもらうこともあります。

また、このような課題のために、インターネットで資料を検索することもあるので、授業ではインターネットを安全に使うための指導や、インターネットで見つけた画像が再利用が可能かどうか、著作権についても教えられています。危険があるから禁止するのではなく、役立てられるツールをいかに便利に安全に使うか、という教育がなされていると感じます。

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こちらはKOTORIのウェブサイトのトップにもある写真で、国語の授業風景です。先生がいくつかトピックを提示し、生徒がその中から一つ選んで作文を書く授業でした。先生が時間のある時にスマートボード用の教材を準備をしておくので、板書の間に生徒を待たせるということなく、授業開始と同時に課題に取り掛かれるという利点があると思いました。

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さらに、教科書会社が教科書と連動してパソコンやタブレットで勉強できるツールも開発しています。まずは先生がそれらを利用できるように、担当者が来校して勉強会が開かれることもあります。実際、私もApple TVのレクチャーや、新しい教材システムの勉強に参加する機会がありましたが、先生たちはこれらをどう活用するかアイディアを考えながら勉強し、早速翌日から授業で利用されていました。

インターネットを介して宿題をしたり、課題を提出するのは、先生が好きな時間に好きな場所で確認できるのも利点となります。フィンランドは共働きの家庭が多く、職場にいる時間を拘束されるより、臨機応変に仕事ができるツールはどんどん受け入れられている印象があります。

こうしたICT環境、インターネットを活用した教育も視察の目的の1つとなると思います。

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