日本語教師インターン体験談

今回は日本語教師インターンをされたI・Nさんの体験談を掲載します。I・Nさんは九州の大学で教員を目指して勉強している学生で、KOTORIの日本語教師インターンを経験し、日本語教師の勉強も始められるそうです。

 

日本語教師インターンを始めた理由

 僕はトゥルクの小学校でインターンとして子どもたちに日本語や日本の文化を教えていましたが,母国語を教えることの難しさを痛感しながら毎日を過ごしていました。ある日,日本人学生の友達から、彼が日本語クラスでインターンをしていると聞き、「プロの日本語教師の授業を見学して勉強したい!」と思い,日本語教室でもインターンを始めることにしました。初めて授業に参加したときは緊張でいっぱいでしたが、クラスの皆さんはそんな僕を歓迎してくださり,質問をバシバシとぶつけてきてくれました。

 

フィンランドの日本語学習者について

 僕が入ったクラスは,日本への留学を予定している学生向けの日本語初級の講義と,中学生から定年退職された方まで幅広い年齢層が参加する生涯学習者のクラスでした。日本語を勉強されているだけあって,23年間日本に住んでいる僕よりも日本のことを知っているがたくさんいらっしゃいます。盆栽の魅力について熱く語ってくださった方もいました。その方曰く,「同じような小さな木でもよく観察し,比べてみると違いがわかる。違いを楽しむものなんだ」と言われました。日本語を学習する皆さんとのコミュニケーションの中で,日本人とフィンランド人の日本に対する視点や興味の違いなどを感じることができ,それを授業に活かすことできたことはとてもいい経験と気づきになりました。

 

いざ,自分で授業をする!

 インターンを始めて1ヶ月ほどが経ったとき,90分の実習授業をすることになりました。それまでにも中学校や高校で90分のプレゼンをする機会があったので,人前で話をすることに抵抗は全くなかったのですが,初めての授業は反省点ばかりでした。緊張で英語は出てこないし,クラス全体の進捗状況を無視して、準備した授業案の段取りを優先してしまったことで進度が早いと言われてしまい…。そこで気づいたことは,プレゼンは自分のペースでできるのに対し,授業はあくまでも主体は生徒の皆さん教える立場でありながら,一人ひとりのサポートやケア,声かけも日本語教師の仕事なのです。初回の反省を生かして,2回目は一人一人の顔を見ながら,笑顔で授業を進めることを意識しました。テキストで居酒屋のお話が出ていたので,親戚のお店の写真を見せながら,おすすめメニューや“カウンター席”“お座敷”といった言葉を紹介していきました。準備に時間をしっかりかけて挑んだので,その回はジョークで笑いを取りながら,学習者がリラックスできるような授業をすることができました。授業が終わったあと,帰りがけに「今日の授業楽しかった!」と一言いっていただき、とても嬉しかったです。

 

バッチリはまったプレゼン

 90分の実習授業をする以前にも,授業の合間に日本の文化や習慣についてのプレゼンをする機会が何度かありました。バレンタインとホワイトデーについてなど,その時期に合わせたトピックや,友達に協力してもらい,サルミアッキを日本人が食べた時のリアクションを撮った動画を作成して、日本とフィンランドの違いについてプレゼンしました。また授業の最初のエクササイズとして,早口言葉を紹介してみんなでチャレンジしたこともありました。僕が最初に手本を見せると言って失敗すると,みなさんワハハと笑ってくれました。そしてフィンランド語の早口言葉を黒板に書いてくださった方がいたので、一緒にチャレンジして盛り上がり,和やかな雰囲気をつくってくれました。このように,クラス全体で楽しく授業ができたことはとてもいい経験でした。

 

インターンを終えて

 年末最後の授業はみんなで楽しく歌を歌って締めくくろう!ということで,SMAPの「夜空ノムコウ」を歌うことになり、僕がみなさんの前で歌を披露したのが一番印象に残っていることです。歌い終わると拍手喝采で生徒さんから「うまい!」とお褒めの言葉をいただきました。KOTORIのサポートもあったおかげで、日本語教師インターンを通じて、特別な経験をすることができたと思っています。教師を目指す僕にとってとても有意義なものでした。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です